今年一年の総括。

今年もあと二日を残すだけになりました。

来春には六十五歳を迎え、すっかりお爺さんの境地に入って参りましたが還暦を迎えた五年前がついこの間のような気がします。

歳を取ると一年が早く感じるのは数学的に証明できて、六十五歳の私にとって今年の一年は六十五分の一ですが、十歳の子供にとっての今年の一年は十分の一に感じるからです。

そして人間とは正直なもので、嫌な事を耐えている時間は長く感じるように辛い事を抱えた一年は長く感じますし、健康で楽しいことが多かった一年はアッという間で早く感じています

沢山のお客様と接しそれぞれの人生の一年を見守っていると、同じ一年でもそれぞれの人が感じる長さがあり、辛く厳しい状況の一年を過ごされた方への『良いお年をお迎え下さい』の言葉には、今年一年の様々な出来事への気持ちが自然に籠ってしまいます。

そんな気持ちで三十八年間無事営業して来れたのは私も妻も何とか健康で過ごせたからですが、今年は三年前に結婚した娘達に子供が授かったことが一番の大きな出来事でした。

今年の一月十四日に電話が有り、子供が出来た趣旨を聞きましたが正直に言うと戸惑ってしまい、何を言ったか? 覚えていません。

その後はまるで怒涛のような一年だったように今は思います。

九月十七日に無事誕生するまでは、娘の体とお腹の女の子の心配でとにかく母子共に元気でを願い過ごしました。

それと共に婿さんが三月頃に大麻に家を買うので、良い物件があれば連絡が欲しいと電話があり、これも私達には青天の霹靂でした。

二人で暮らしている時は、通勤や遊ぶのに都合の良い中の島にいたのですが、子供が出来たらここでは子育てできない趣旨のことは聞いていましたが、まさか近くに来ると想像もしていませんでした。

初孫が無時生まれて、産後一ヶ月半娘と孫が我が家で過ごした期間が特に今年一年で一番早く感じた怒涛の時間でした。

十月には新居も完成して徒歩五分の所に移りましたが、正直ホッとした気持ちでした。

平成二十六年の新年を迎えた時、こんな一年になると私達の誰もが予想しなかったことですが、良くも悪くも人生は何事も突然に様々な形でやって参ります。

果たして来年はどのような事が待ち受けているのか? 判らないから楽しいと思う事にして、ただ孫の成長を見守りたいと思います。

今年も一年誠にありがとうございました。

皆様もどうぞ良いお年をお迎え下さい。