猫の暇。

平地でも雪が降り始め、本格的な冬もすぐそこ迄になって参りましたが、暮れの準備に追われ仕事をしているので一日はアッと言う間です。 

忙しいのはいい事で、猫のように食べて寝るだけの生活は人間には退屈で耐えられないと負け惜しみを言って楽しんでいます。 

女房が日常の忙しさを嘆いた時は、嫌な事はしないでいいよ! 『猫の暇』を耐えられるまで続けたら?と言います。  

しかし忙しいは心が亡びると書きますので、頑張り過ぎると心か体が病に冒されますので・・・本当に辛い時は人の迷惑も考えずにストレスの対象から逃げ出す事を勧めます

元気になってからする方が、病気になるより家族にも会社にも友達にも迷惑をかけない道理です。 

根本的に人間は矛盾している存在で、楽しい・いい事ばかりでは快楽で虚しくなるように出来ていて、多少の苦痛を乗り越えて何かを成し遂げた時にしか本当の充実感を持てないように出来ているようです。

日常の自分の役割を果たす事で自分自身の存在意義を確認して、誰かの為に生きる事が実は人間を強くしています。 

高齢化社会と不況は老人から社会的役割を、若者から仕事を奪ってボケと犯罪を増やしているように思います。 

人間は『仕事と愛』なしには真っ直ぐ生きられないように出来た不思議な動物と思うのですが?