政治とお金と好き嫌い。

政治とお金の問題を解決できないのは、資本主義によりお金の論理で世間も動くようになった為で、一般の人も収入と人格を混同していている現状に不信感は希薄です。 

政府の諮問会議等にビジネスで成功した人達が選ばれ、気が付いた時には格差が拡大していたなどが好例ですが、お金の論理で動くビジネスの世界の人が、お金の論理で動いてはいけない政治の世界に関与するようになったのが一番の原因でないか? と思います。 

私共のお客様の中には、億単位の資産をお持ちの方もおりますが、私の好き嫌いにはほぼ無関係です。  

基準はなにか? と聞かれても沢山あって迷いますが、基本的には『理由の伴わない単なる好き嫌い』です。

次が老人や子供などの弱者といい人には優しく、利己的な人は老人や子供にでも冷たいと思います。 

そして人の判断基準は、収入よりその人のお金の使い方を見て決めています。 

自分に優しく他人に厳しいケチな人が嫌いで、自分に厳しく他人に優しいお金の使い方をする人が好きです。 

端的に現すのが、車や家や服装などの自己顕示欲を刺激する所有物の連続性の中に見られます。 

また分不相応なものに手を出している人にも嫌悪感を覚えます。 

こんな私に『あなたは恐ろしい人』と言うお客様がいますが、官僚の天下りは、民から厳しく取り立てた税金を自分達には優しく使うエゴが問題なのです。 

人の好き嫌いで狭量な人間の私でも家族に対しては、オリンピックに似て『身内への身びいきとえこひいき』で、女房が一番・娘が二番・母が三番目に好きと言っていますが、女房はかって娘が一番で私は二番でした。

しかし娘が結婚し二年経過してから聞いたら、私が一番で娘が二番になったと言いました。

この極めて打算的に生きる知恵が、実は女性の魅力です。